昨年末からsekaimonでDriverを1台、Reverb.comでLyricon1を1台、ebayでDriverを1台と見つけては落札している。
その内の2台は友人の依頼によるものである。(カネモチ?)
やはりビンテージということあってかたびたび調子が悪くなる事があり、予備でBody(竿)が欲しいとの事でLyricon2を落札する。
ブツは問題無く到着したのだが肝心の音が出ない。
Bodyは当方所有のDriverに接続してみたところダイヤフラム劣化以外に特別な問題はなさそうだった。
出品者に確認したところ「送る前はきちんと音が出た」という事だったがそれも本当かウソなのかは分からない。
ま、壊れていて当たり前だと思ったのでさほど問題にはしていないのだが・・・
音が全く出ないということではなく「正常な音が出ない」でないという症状。
VCO回路にオシロスコープを当ててみると波形は出ているしキー入力に対しての反応もあり。
おそらく最終出力のVCAもしくはその後の回路だろう。
メンテナンスマニュアルを入手したのだが見づらい・・・
回路を追っかけるほどの知識はないので一部のチップを残してそれ以外を全交換することを決意
おそらく交換することはないと思うがICは全てソケット化。MC1458はJRC4558、TL082はTL072、抵抗も全て新品に交換。
トランジスの代替にしようかと思ったが実装されている2Nシリーズのピン配置がEBC、代替品はECB配列なので2Nシリーズを取り寄せして換装。
下の中央部にあるトリマーを破壊してしまったので一般的なモノに交換するが「25KΩ」という規格が一般的ではなく、これもまた高くなってしまった。
色々と調べて見た結果、2N2904(CAN)が壊れていたようだ。
それ以外にも2N3903のコレクタ側が接地していなかったのだがコレは正直わからない。
本業ではないのであまりキレイとは言えないが、無事音が鳴るようになったので成功だと思う。
電解コンデンサを積んで異なたった事、現行で購入できる部品だった事が幸いだったのだろう。
いざ鳴らしてみたのだが期待通りの平均的な音
コレクターズアイテムとしては良いと思うが楽器としては微妙な立ち位置だと思う。
噂によるとセルマーに尻を叩かれて無理矢理作った製品だとか・・・
いつかミュージアムを作る時があれば展示しよう。
パーツ取り寄せて作業完了まで1ヶ月。
ハンダ付けは少しは上達したかもしれない。
完成、おめでとうございます。
理工系に全く疎い私には全然意味が解らないのですが、凄いですよ。いい仕事です!!
サウンド聴けないのが玉にキズですが・・・
今度、アップしてね・・・と。
自分も全然ですよ。
なので総当たりという非常に効率の悪い方法で部品交換してます(笑)
サウンドですか?
いろんな意味で微妙ですよ(笑)
そのために練習しないと・・・